トップページ » 団体旅行 » 自然体験教室

自然体験教室

戸狩の子どもになったつもりで自然体験教室

カヌー 自然体験の「二人乗りのカヌー」は人気アクティビティーのひとつ

 都会の小・中学生や高校生がクラス全員で農村部に移動し、豊かな自然のなかで行う自然体験教室。戸狩では42軒の民宿が協力し、このような林間学校やファーム・ステイ、セカンド・スクールといった、学校単位の学習旅行も積極的に受け入れています。生徒たちは、戸狩のあるがままの自然に接し、実際に農作業や自然での遊びを体験していくなかで、主体性や創造性、人間性を養います。期間中は、まるで戸狩で育つ子どものように、24時間、宿のご家族と共に過ごし、食事や体験を通して人々のふれあいを感じることができます。次に戸狩に来る時は、きっと「ただいま」と言って帰ってくることでしょう。

戸狩の自然のなかで、民宿の「お父さん」「お母さん」とのふれあいを感じる

田植え 5月上旬?6月中旬の田植え。泥の感触を味わいながら、1つひとつ苗を手植えして行く

 近年、学校教育では、生徒たちが自ら課題を見つけ、学び、考え、調和のとれた人間形成や豊かな社会性を育むための取り組みとして、自然体験や生活体験が注目されるようになっています。その流れに先駆け、戸狩では、42軒の民宿が協力し合い、分宿型で生徒の受け入れを行っています。学校の規模にもよりますが、生徒たちはそれぞれ10名弱ほどのグループになっていくつかの宿に分かれ、2泊3日(セカンド・スクールの場合は1週間)ほどを過ごします。その間に体験するメニューは各宿によって異なりますが、田植えや稲刈り、アスパラ狩り、いちご狩り、タケノコ狩りなどの農業体験と、ワラ細工作りや草木染め、豆腐作り、餅つきなどの手作り体験、さらにブナの森の残雪ツアーや山菜採り、カヌー、ハイキングなどの自然のなかでの遊び体験を組み合わせることで、自立心や健全な心と身体を培います。また、期間中はグループ内で協力し助け合うことで、生徒たちは豊かな情操や人を思いやる心を育成し、さらに、24時間、宿のご主人やおかみさんと家族のように過ごすことで、まるで戸狩の「お父さん」「お母さん」のようにふれあい、家族の温かさを実感することができます。
 農業体験のメインとしては、田植えと稲刈り。具体的には春4月20日前後に苗作りのために、土を入れた薄い箱にモミを蒔き、苗を育てます。5月には田起こしをした後に代かきを行い、その4日後から6月上旬までに田植えを実行。通常は機械で田植えを行いますが、手植えをすることで、生徒たちは実際に泥の感触を味わい、戸狩の雪解け水の冷たさを実感することができます。そして9月20日から10月上旬には、稲刈り。最近はほとんどコンバイン(機械)が使われていますが、今でも小さな田んぼでは手刈りが行われています。その後、ハゼという木組みに稲を掛け(ハゼ掛け)、天日干しをした後、脱穀機を使って脱穀します。生徒たちは自らの手で田植えをし、刈り取ることで、農業の苦労と食べ物を作る喜びを感じることができます。

 またどの民宿でも必須プランになっているのが、オリジナルの箸作り。竹を削って、期間中の食事の際に使う箸を作ります。自分の作った箸で食べる穫れたての農産物の味わいはまた格別でしょう。また、食事には、そばや笹ずしといった郷土食も取り込まれ、地域の食文化を学ぶことができます。
 さらに、自然体験教室は一般の旅行とは異なり、食事は作る過程から一緒に行います。用意や片付けにおいても全て子どもたちがお手伝い。そうすることで、食事の大切さ、作ってもらうことのありがたさなどを感じ取ることができます。

 自然体験学習としては、鍋倉山のブナの森のハイキングや戸狩トレイルを歩くことで、里山と地域の人々のつながりや豊かな自然と文化、先人たちの息吹を感じることができます。

 このように、戸狩の体験プランは独自プランというよりも、民宿の女将さん、地域の人々とのふれあいを大切にしたもの。その時、その場所でしかできない体験を、仲間や地域の人々と共に行うことで、協調性や柔軟性、困難に向き合う心などを育てて行きます。

 

柔軟な受け入れ態勢と長年の経験に基づいた実績

 こうした自然体験教室は、全ての田舎でできるものではありません。受け入れ側の環境や態勢が充分に整っていないと、学校単位での受け入れというのは難しいものがあります。単発で一度限りの受け入れなどは可能かも知れませんが、翌年、またその翌年と継続して受け入れて行くような場合は、住民の理解を得て、地域全体で受け入れ態勢や体験プランを整える必要があります。その点、戸狩では、スキー場の発展とともに、40余年の歴史ある民宿が立ち並び、平成6(1996)年から15年以上、都市部の子どもたちの自然体験教室を受け入れてきた実績があります。最初の学校は、飯島中学校の175名でした。生徒たちは8人ほどのグループに分かれ、各民宿に3泊し、農業や遊びを体験しました。分宿という形態に、最初は学校側に多くの不安があり、何度も協議を重ねた結果、「ビデオレターを介して、宿側は受け入れる生徒の顔と名前を、生徒側は宿泊する宿主の顔を覚える」という条件のもと、初めての戸狩の自然体験教室が開催。お互いの顔と名前がわかり、初めてなのに初めてではないという感覚から、よりふれあいの深さをもたらし、戸狩での生活が意義深いものとなりました。
 また受け入れる宿側も、どのような体験メニューを用意したら良いのかという戸惑いもありましたが、都市部に澄む生徒の環境や考え方、生活の実態、先生に取っての自然教室の目的や悩みなどを聞き、戸狩では何ができるかを先生たちと深夜まで話し合いを重ねるなかでメニューを組み立てて行きました。元々、スキーシーズンには若者をアルバイトとして雇い、居候させて営業をしてきた戸狩の民宿は、若い生徒たちと過ごすことにそれほど抵抗はなく、また、雪国独特の人情味あふれる親切心もあり、受け入れる心境的には問題はありませんでした。

 こうした飯島中学校の受け入れが評判を呼び、翌年は9校、さらにその翌年は11校と、続々と学校数も増え、昨年(平成22年)には、45校6413名もの生徒を受け入れています。

 また、ハード面としては、平成6年から3年の年月をかけ、総事業費約16億3000万円を投資して、飯ごう炊爨などもできる憩の多目的広場「ふれあい広場」や、なべくら高原森の家や北竜湖の館といった交流ターミナル、農林漁業体験実習館「トピアホール」や遊歩道、連絡道などの整備をし、受け入れ体制を整えています。

 こういった実績を通じ、今後は企業の社員研修などの受け入れも予定しています。また、戸狩では農業体験のほかにも、自然体験学習のひとつとして、スキー教室などの修学旅行も受け入れも行っています。

  • マイ箸作りどの宿でも必ず行われる、オリジナルの「マイ箸作り」。名人の指導のもと、小枝や竹を削って行く
  • もちつき収穫したもち米を使って、臼と杵でもちつきを体験できる宿も
  • 田植え田植えは一列になって、紐でつけられた目印に沿って植えながら進んで行く


前へ戻る

s_photo.jpg
いいお天気でゲレンデのコンディションも最高です。 【コメント】

昨日までのまとまった降雪でゲレンデのコンディショ...

他の写真を見る写真を投稿する
s_photo.jpg

写真では伝えきれない、戸狩の魅力をYoutube動画で配信しています。

戸狩チャンネルへ 戸狩チャンネルへ