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信州で一番遅い見頃を迎える 高源院・あじさい寺の「あじさいまつり」

あじさい祭りの光景

 さて、アジサイのうんちくを知って、改めて高源院のアジサイに興味がわいて来た人もいるのではないでしょうか? 高源院のアジサイは、自生していたものを主に、約20年ほど前から現・江澤一遠住職の母が植え始めて増やしたもの。その数は約800株、1万本とも言われており、現在でも毎年20株ほどが新たに植えられています。
 積雪の多い戸狩は、アジサイの開花時期が遅いため、信州で1番遅い見頃を迎えます。また、杉並木に囲まれており、日向と日陰の日照の差が大きく、花の種類も約20種と多いため、開花時期がさまざまで、6月下旬から7月中旬と、比較的長い間花を楽しむことができます。そのため、多くの写真愛好家が訪れ、早朝のお勤めよりも早い時間にカメラを構えているカメラマンもいるのだとか。
 高源院の境内では、「ぽっくり観音」や「ゆうゆうじぞう」といった話題の観音、お地蔵様を拝むことができる周遊スペースもあり、花を愛でるだけではなく、さまざまに初夏の戸狩を楽しめるイベントとして人気を集めています。

高源院の公式ホームページはこちら


アジサイにまつわるあれこれ。

あじさい祭りの光景

 梅雨空のもとでも明るく鮮やかな彩りを見せる初夏の風物詩、アジサイ。戸狩温泉スキー場の麓、別名「あじさい寺」として親しまれている曹洞宗三嶋山高源院の境内にも、毎年6月下旬から7月下旬にかけて800株約1万本、約20種類ともいわれるアジサイが咲き誇り、多くの人の目を楽しませてくれます。現在でも毎年20株ほどが新たに植えられ、境内だけでなく、スキー場のゲレンデや戸狩エリア内各所にも植えられるようになりました。6月末からおよそ1ヶ月の間には「あじさいまつり」も開催され、戸狩全域がアジサイでにぎわいます。そんなアジサイの花、実は意外と知られていないトリビアがあるのです。アジサイの豆知識を知れば、これからアジサイを見る目が変わるかも!?


アジサイの種類は?

あじさい祭りの光景

 アジサイはもともと日本の固有種で、奈良時代には栽培されていたと推測されており、万葉集で詠われているほど古の人々にとってなじみのある花でした。18世紀にヨーロッパに渡り、品種改良され、「西洋アジサイ」が誕生。その後、その西洋アジサイが日本に逆輸入され、庭木として一般に広まりました。高源院で主として見られるのは、この手まり型に花が咲く「西洋アジサイ」ですが、「ガクアジサイ」や「ヤマアジサイ」といった日本在来種も見ることができます。「ガクアジサイ」は主に伊豆諸島に分布しており、ちいさなつぼみのような花の周りを縁取るように大きな花が咲くことから「額」アジサイと呼ばれており、葉が大きくて厚く光沢があり、花も大きい青花。それに対して、ヤマアジサイは、同じ額縁型の花が咲きますが、小型で枝も細く、葉の先が尖り、光沢がなく薄いのが特徴。日本各地に自生しており、「エゾアジサイ」といった変種も見られます。このようにアジサイは環境や土地によって変化が起こりやすく、その種類は3000を越えるとも、数えるのは不可能だとも言われています。


アジサイの「花」はどこにある?

 ところで、一般にアジサイの「花」と言われている部分は、実は雄しべ・雌しべが退化した装飾花で、花びらに見えるものガクだとご存知でしょうか。花の本体は、ガクの下に隠れている5mmほどの小さな粒のようなもの。この粒は、小さくてもガク、花弁、雄しべ、雌しべがそろった両性花で、種子をつくります(ガクアジサイは中心部に両性花があり、周辺に装飾花がある)。装飾花は花粉を運ぶ昆虫を呼び寄せるために発達したと言われており、アジサイは、このように装飾花を発達させることによって、自然を生き抜いてきたたくましい植物なのです。
ちなみに、ガクは4枚であることから、古くは「死」を連想させて縁起が悪いとされ、寺院や神社に植えられていたと言われています。


アジサイの語源は?

あじさい祭りの光景

 アジサイの名は、やまと言葉の「藍色が集まったもの」という意味である「あづ(集)」「さい(真藍)」が語源とされてます。また「紫陽花」という漢字は、唐の詩人・白居易が別の花(ライラックではないかと言われています)に名付けたもので、平安時代の学者で、日本最初の漢和辞典「倭名類聚鈔」を編集した源順(みなもとのしたごう)がアジサイのことだと思い込み、「アジサイ=紫陽花」と誤った解釈のまま広まり、定着したものだといわれています。また、江戸時代後期にオランダ東インド会社の医師として日本にやって来たシーボルトはアジサイに魅せられ、学名に愛人、楠本滝(お滝さん)の名前をとって「Hydrangea Otaksa」と命名(これは、のちにシノニム(同物異名)とわかり、植物学上無効になっている)。「オタクサ」の名はシーボルトとお滝さんのロマンスをイメージさせて文人作家の創作意欲を刺激し、詩歌にこの名を詠み込むことなどが盛んに行われています。ヨーロッパでもシーボルトによって広く紹介されてから、「東洋のバラ」として愛好されて改良が進み、装いを新たに里帰りしてきたものが西洋アジサイと呼ばれ、日本でも親しまれています。


アジサイと水の関係?

 アジサイの学名・Hydrangea(ハイドランジア)は「水の容器」という意味。そう名付けられるほど、アジサイは水との関係が深く、切り花にすると1時間もしないうちにしおれてしまいます。これは、アジサイの葉にたくさんの気孔があるため、普通の植物よりも水分蒸散量が多いことによるものです。しかしその分、根の繁殖力は強く、株分け、挿し木で簡単に増え、水さえ十分に与えられれば日陰でも日向でも育てやすく、鉢植え、地植えなど広く楽しむことができます。その上、倒れた茎からも根を張り出すという力強さもあります。


アジサイの色は「七変化」?

あじさい祭りの光景

 鮮やかな青色はアジサイの特徴のひとつとされていますが、なんとヨーロッパでは赤色になってしまうのだとか。その秘密は、土中に含まれるアルミニウム。日本のような酸性土壌では、土中に含まれるアルミニウムが溶けだし、アジサイの根から吸収されます。そのアルミニウムが、アジサイの花色のもと・赤色のアトシアン色素と結びつき、青い色素に変化させてしまうのだそう。逆に、アルカリ性土壌にはアルミニウムは溶けていないので、アントシアン色素との結合は行われず、アジサイの色は赤色のままなのです。
 また、アルミニウムは、表面的には色の変化となって現れますが、植物にとっては成長を妨げる物質。アジサイの根はアルミニウムを無毒化して取り込むことができるため、植物界では珍しいとされる美しい青色が生まれるのです。さらに、このアジサイの花の色は、アルミニウムイオンの量だけでなく、アントシアニンや補助色素(助色素)、土壌の pH (酸性度)、さらには開花からの日数によってさまざまに変化するため、「七変化」とも呼ばれています。


実は毒がある?

 アジサイといえばカタツムリというイメージがありますが、実際はカタツムリはアジサイの葉をかじりません。実は、アジサイには青酸ガスの元となる物質が含まれており、植物界ではその含有量は最多。そのため、ウシ、ヤギ、人などが摂食すると過呼吸や興奮、ふらつき歩行、痙攣、麻痺などを経て、死亡する場合もあるのだとか。日本では、飲食店などが毒性を持つアジサイの性質を知らずに料理に使用してしまい、摂取した客が中毒する事故が発生しています。この毒性が、外敵から葉を守るアジサイ最大の武器となっています。





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